「いつだってやめられる」イタリアの現実をコメディで揶揄した映画

映画
『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』2019年1月9日 いつだってやめられる3部作コンプリートセット発売/同日 いつだってやめられる 闘う名誉教授たちレンタル開始

渋谷のBunkamura等で公開中の映画「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち 」は理系大学院出身でありながら定職に就けない、いわゆる”ポスドク“を扱った作品だ。

高学歴でも、大学院を出ても、高収入を得られない状況は日本も同じだ。

一発逆転を狙う天才たちが、ドラッグ製造や犯罪に手を染めていく大胆さはイタリアならではで、著名な俳優陣が演じるひょうきんでドジでお人好しなメンバーが繰り広げる、上質で大人のコメディとして楽しめる。

若い人が集まる新宿の劇場公開がはまる作品だが、富裕な常連客が集まるBunkamuraでも興収が伸びている所以だ。

上映中の「いつだってやめられる  闘う名誉教授たち」は第3弾の最終章。第2弾「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」は同じくBunkamuraで2018年5月に公開し、これがスマッシュヒットとなり、第3弾の公開につながった。

第1弾は、この天才ギャング団の成り立ちが描かれ、1人1人のキャラ設定や関係性などの描写に共感する中高年男性も多いと思うが、多少地味なストーリーで限定公開となり、順序立てて見たい客には不親切な公開順となった。

最近、すっかり元気がなくなったイタリア映画だが、毎年有楽町マリオンで開催されている”イタリア映画祭“では掘り出し物が結構みつかる。

『いつだってやめられる』もイタリア映画祭の上映で拍手喝采された。

イタリア映画の監督や脚本家の社会に対するアンテナは鋭く普遍的で、幼稚な実写か、萌え萌えのアニメに席捲されている邦画と違い、大人の娯楽としてすすめたい。

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