スタローンの「ロッキー」とマイケル・B・ジョーダンの「クリード」!世代を超えた戦いと人間愛が魅力

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映画『クリード 炎の宿敵』本予告【HD】2019年1月11日(金)公開

スタローン健在の傑作!

「ロッキー」が公開された1976年当時の若者で「ロッキー」を見たことがない人はいないのではないだろうか。

映画館で観なかったとしても、テレビのゴールデンタイムで洋画劇場が盛んだったころは、何度かオンエアされていたはずだ。

シルベスター・スタローンは、この作品で主役のロッキー同様、スターへの道を駆け上がった。「ロッキー」シリーズは6作あるというが、すべて見ている人は少ないだろうし、どれもが秀作とは言えなそうだ。

私も第1作目と東西冷戦時の第4作目はよく覚えている。

あの「ロッキー」のテーマ曲がバックに流れるボクシングのトレーニングシーン、激しいリングでの撃ち合い、妻のエイドリアンとの感動的な抱擁など、たくさんのシーンで涙をこぼしながら見たものだ。

そのスタローンも寄る年波には勝てず、すっかりおじいちゃんになってはいるが、「ロッキー」を継ぐ男の物語「クリード」では、セコンドとして大活躍するのだ。

 

クリードは弱い立場の愛する人たちのために戦う

20191月、その第2作目「クリード 炎の宿敵」が絶賛上映中だ。クリードの1作目から主役にはマイケル・B・ジョーダンが起用され、彼はロッキーの宿敵ボクサー、アポロ・クリードの息子で、アポロ亡き後、偉大な父親の影に苦しめられているという設定から物語は始まる。

マイケル・B・ジョーダンはあのプロテニス選手・大坂なおみが1番好きな芸能人として挙げている人気のハリウッド若手俳優だ。クリードを観たら、大坂なおみはなお一層、彼が好きになるだろう。それ程、クリード役がぴったりはまっている。

クリードの師となるロッキー、その2人のリングにかける熱い思いや、互いを認め、いたわり合う強い友情。クリードには若く美しいシンガーの彼女がいる。耳が不自由ながら歌い続ける彼女との待ちわびた結婚からクリード2は始まり、娘も生まれる。

しかし、その娘も障害の兆しが見える。そして、クリードは自分のためだけではなく、自分を支えてくれているロッキーや家族のために頑張るのだ。

ロッキーが現役のころは妻のエイドリアンの言葉で奮い立つロッキーが描かれていたが、クリードは弱い立場の愛する人たちのために戦う。人間の絆を大切にしている作品だとわかる。

ラストシーンのリングへの入場で、妻の力強い歌声と共に登場するクリード夫妻の姿には高揚感を覚えた。

2世を華やかに描くハリウッド映画

「クリード」ではクリード2世だけではなく、ソ連時代にアポロを死なせたボクサー、イワン・ドラゴとその息子ヴィクターの哀しい物語も並行する。

クリードとドラゴの息子同志の戦いがこの映画のメインイベントでもある。

ソ連時代、強さの象徴でもあった無敵のボクサー・ドラゴはロッキーに負け、妻や国家やすべての人から見放される。その無念をはらそうと、ロッキーの愛弟子であるクリードと自分の息子を戦わせるのだ。

世代を超え、なお燃え上がる敵意、そして身内への強い愛情。それぞれが胸の内に秘めた思いを、世代を超えた主役たちの言葉少ない演技には胸を打たれる。

やはり、シリーズものはすべて見てから最新作を見るのがベストであると思うが、「クリード2」は復習時間を持てなくても人間関係が明快で、ボクシングシーンの迫力、家族を描いた秀逸な脚本、出演者のクールでホットな演技で、充分楽しませてくれる。

ハリウッド映画で父・息子を描いたシリーズものと言えば、「ゴッドファーザー」と「スター・ウォーズ」であろう。この2超大作シリーズに並ぶくらい「クリード」は見応えがあった。

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