減速気味の米テレビドラマ「ウォーキング・デッド」

ドラマ

2010年にシーズン1が放送されて以来、大人気のアメリカテレビドラマ「ウォーキング・デッド」。

日本では当初FOXチャンネルで放送が始まったが、今ではAmazon、Netflixなど多くの配信で見ることができる。

ウォーカーと呼ばれるゾンビに世界を席巻される世紀末ドラマだ。数々の登場人物、それも主役級がバンバン死んでいく。1シーズンで何百人の役者が死に役をやっているのかと思うとあまり気分がよくない。

人間の死に慣れている自分がいるからだ。ゾンビは当然生身の体を貪り、人間同士は銃で容赦なく撃ち合う、究極のスプラッターだ。ゾンビと戦い、住み家を求めて漂い、友人から裏切られ、愛する人を失う。

こんな過酷な状況にもし自分が置かれでもしたら1日と持たないだろう。始まってすぐに死んでいる。精神も肉体も頭脳も人より勝っていなければ自滅するのだ。

アメリカで生き抜くのは強くなければだめ。そんなアメリカの厳しさを象徴しているようだ。

主役の中で最も親近感を抱いたのは韓国系の若手俳優スティーヴン・ユァン演じるグレンだ。孤軍奮闘するアジア系を応援したくなるものだ。

彼の殺され方が声が出るほど残忍だった。鎖をまいたバットで頭を殴り殺されるのだから。それまで数知れない危機を乗り越えてきて、ここでこんな死に方をするのかと呆然とした。それからしばしグレンロスになってしまった。

最近、シーズン8を見終えたが、少々がっかりした。アメリカでの視聴率減少もうなずける。それぞれのシーズンは、ゾンビは脇に追いやられ、人間同士の覇権争いがテーマ。同じような展開に飽きてきた。

何シーズンまで続くのか。それでも見続けるだろう。なにしろアメリカのテレビドラマは、お金のかけ方、魅力的なキャスティング、緻密なドラマ構成などそのスケールの大きさは無尽蔵だ。

コンテンツが最強であれば、テレビはネットに食われているなどという話も的外れに思えてくる。

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